2007・01・09 @神奈川県・うらたんざわ渓流釣場
釣法: フライフィッシング
 

●毎年恒例、ウラ漁師流〝初釣り〟は今年も頑固に敢行です
6:00の〝必釣ロード〟道志みち まだ真っ暗です
必釣ロード・道志みちは
キレイなモンでしたが…
 さて年が明けちゃいました。2007年になりました。またひとつ年を取る。だから何?年を越すまで生き残れた事に感謝…
 と何かとシビアな時代ですが、せめて釣りだけは〝いい釣り〟に拘りたい。ということで2007年の釣行開始です。皆さん釣り初めは済みましたか?バカスカ釣っちゃいました?それはそれで結構な話ですが、私の場合頑固にも〝初釣りでバカスカ釣る事は決してない!〟のです。私の釣り初めは2006年の初釣り釣行記で説明した通り〝1尾ネットに納めたら終了〟という実にマニアックで激渋い内容となります。それだけに1尾が掛かるまでとてもスリリングで想像以上の集中力が必要となります。何でもかんでもバカスカ釣れればいい釣りというわけではない、という私の頑固な信念ですね。
 私にとって初釣りは単なる儀式、神社に行っておみくじを引くようなモンです。バカスカ釣るのは初釣りの後でやればいい、ということで今年も頑固一徹『1尾釣ったら終了』というスタンスで釣りをします。例年の通り初釣り会場はうらたんざわ渓流釣場、どこまで行っても頑固です。
 え?入場料¥4.000がもったいないって?…だってアータ、初釣りは縁起モンでしょ?ご祝儀という言葉があるでしょ?特に私の場合年末に〝キャッチ&キル〟でガッチリヤマメを持ち帰っているのでバランスが取れてちょうど良いのです。もちろん私も家計は苦しいですが、年の初めからみみっちい事を言っているとその年1年みみっちい事を言い続けなければならないと昔から申します(これ本当)。だから正月は怒らない、文句を言わない、笑って過ごす、と。


●爆弾低気圧の最後っ屁
 で、去年はイワナ以外どういうわけかまるでパッとしなかった。今年はそんな邪気を振り払いいろんなサカナが釣りてえなぁ、と欲望を抱きつつカレンダーを眺めると…成人の日の翌日がよいのではないか、ということで1月9日初釣り決行と決めたのが1月3日、ところがその前日に観測史上異例中の異例の爆弾低気圧が日本列島を横切りやがった。でも私が行くのは爆弾低気圧が過ぎ去った後なので一安心。
 ということで竿を出すまで集中力を温存すべく 4:50 のんびりと家を出る。初釣りは意図してのんびりするのですが、これも〝1年中余裕を持った釣りができますように〟という意味がありまして…途中のコンビニで念の為昼食を買い込んでレジのお姉ちゃんが津久井町には不似合いなほどの(失礼!)かわいい女の子でお釣りを受け取る際に触れた指に軽くときめく♪そう、心はいつでも少年なのさ。
 と年甲斐もない薄気味悪い能書きはともかく、のんびりクルマを転がして神の川林道へ…むむ?路肩が白い…ハハ、凍ってやがる。おらこんただぽっちの雪ッコ屁でもねえども、おめ達ぁ気ぃつけるだ。んでねっど、谷底さ真っ逆さまだべ。とインチキ臭い東北訛りでアナウンスした通り、この根雪は今週末いっぱい確実に残りそうです。注意してね♪こら爆弾手気圧の最後っ屁だべ、とつじつまを合わせるように一気に冬が来やがった事を実感しながら 6:20 どうも、ボクでーすとばかりにうらたん到着。
根雪を見ると仙台在住の頃を思い出してつい訛ってしまうんだなや…
こんただ感じでガチッと凍ってるだ、
おめ達、ボサーッとしてっと真っ逆さまだなや


●初釣りはまだまだ始まらない
 松は明けても今年初めて会う人には『おめでとうごさいます』と挨拶するのが大人のマナー(byしょこたん)。んでもって忘れないうちに入場料を払うのが大人のマナー…いや、人として当たり前の行為だろ?今年もウラ漁師は〝人間らしい人間〟すなわちアイヌとなるよう努めますがなかなか(Column#014参照)…
「もう2組入ってるよ♪」とは管理人さんの言葉、あれま、こんな薄暗いのにご熱心なこったとテメエのことを棚に上げて管理棟で一休みさせてもらう。去年もそうでしたが〝儀式〟である初釣りにガッツキは禁物、日が昇って頃合を見定めるのも重要な事だったりします。色々と話をしながら今日の頃合は10:30頃からと見る。
 しかしうかつだったのは管理人さんに私のしぶーいシブーイ渋すぎる女性の好みを知られてしまった事。それに関しては公表は控えます(加藤あいとか熊田曜子とかは実はポーズ)が、管理人さんには私がエラくませたガキだった事がばれてしまい、これもご祝儀と笑って流す。で、私の好みの女性については棺桶まで持っていくつもりなのでどこを突いても出てきません、あしからず。
 で、ご祝儀でゴチに預かったコーヒーが缶にして計3本!本来なら〝おとそ〟なのでしょうが飲酒運転撲滅に賛同する立場からイスラム教徒のようにコーヒーが代用品と相成ったのです。が、いくらなんでもチト多すぎた。正直胃液が…見た目はともかく内臓は確実に年を取った事を実感。いやいや、若ゾーでも立て続けに缶にして3本のコーヒー飲んだら堪えるだろう…
神の川林道から徐々に根雪が残って…クラシックⅠはこの通り しばらく要注意です
ホラ見れ、根雪さ溶けてまたガチッと凍っちまうだ
クルマでイナバウアーできそうだべ?


●さて、いよいよ初釣りです
去年同様、クラシックⅠから始めます
魚種が豊富なクラシックⅠから
 時計の針が10:30を指したのでいよいよ釣りを開始しようと外に出る。いやー去年は雪まみれの初釣りだったのに、今年はあったけーなー。とまずはイワナもヤマメもニジマスもいるクラシックⅠへ。クラシックⅡに入ってもよかったのですが、それだとヤマメ7割で初釣りの結果がある程度見えちゃいますよね。おみくじは全部吉だと意味がない、凶があるから吉が嬉しいものです。
 去年は激低温でクラシックⅠのサカナ達は底にベターッと張り付いてウェットにはまるで反応しなかった。しかし今年は早くもコカゲロウがハッチして小さいヤマメやニジマスが時折水面を割っている。コンディションはまずまずです。これで釣れなきゃ釣りやめた、でしょ。
 で、前回卸したばかりのウェーディング・ジャケットを着込んでランヤードを首から下げてウェーダーを履こうとしたが、いや待てよ、1尾で終了の初釣りで立ちこむことなんかあるのか?と気づき今回はウェーダーを履かずにタックルを組み上げる。今回使用するのは去年同様#5の名竿・ヘンリーズ・フォーク。去年から皆さんにはすっかりお馴染みになってしまった、アレです。ラインをスレッドに通しながら徐々に緊張感を張り詰めていく…初釣りはこの緊張感がたまらないのです。
 去年は初釣りで渋い目に遭って結局フライ・テンカラ&ルアー区間でニジマスと、振り返るとなんだかなぁ(by阿藤快)だったわけですが今年は…
 釣法は去年と同様ウェット1本勝負です。本来なら最もシンプルなソフトハックル・フライですが、今年は少し考えるところがあってヘン・ハックルのウィングをつけた〝ブラック・エンジェル〟です。準備万端整えて攻めるべきポイントを定める…橋から数えて最初の流れ込みから釣り下る事に決定。
 河原に下りてまずは山の神・水の神・火の神に今年の釣りの大漁と安全を祈願し、気温・水温を測ると…ウソだ、気温-1.5℃だって。水温は5℃ときた。気温はともかく水温は上流が暖められているおかげで活性はあるようです。なぁにしろチマイのが時折ライズしてますから。祈祷を捧げて今年の第1投目…見事空振り。
 小刻みに飛距離を伸ばしスイング&ターンを繰り返し5投目でようやくコツンというアタリがあったが、ちょっかいを出してきただけらしくテイクには至らない。そこで立ち位置を変えて対岸の崖スレスレにキャストしてスイング&ターン…実際1尾が掛かるまで実に張り詰めています。何しろバラしでもしたら縁起でもない、今年の山の神・水の神・火の神のご機嫌を伺っているのだから神経も張り詰めるというものです。
 こんな時某全国チェーン中古釣具店店長のように能天気顔全開で『釣れますかぁ』なんて尋ねられた日にゃブチ切れる事必至、前後がまったりしているだけに見落とされがちですが、それだけ最初の1尾に全神経を傾けるのです。当然アタリがなければないほど神経は磨り減るので早く決着をつけたいのが本音ですが…
最初に竿を出すのはこの流れ込みに決定
まずはこの流れ込みにロック・オン
 
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お約束の1発目はニジマス それでも元気に暴れてくれました
上顎にガッチリ刺さっています
今年も上顎にキレイにフッキング
…わかります?
 7投目、対岸の崖スレスレにキャストしてスイングし始めた途端にラインが走り手元にガツンと小気味良いテイクのアタリが。これをアワせてロッドを立てると2度3度と小刻みな引きが伝わってくる。もうこの時点で何が釣れたかはわかるんですが、大事にやり取りをしていく。いつもの釣りならさっさとネットに納めるのですが今回は飽くまで初釣り、慎重に慎重にラインを手繰り手元に寄せてくる。そしてサカナが水面から顔を出したら大胆に取り込む。これが私の初釣りの〝儀礼的な〟やり取りです。
 で、ネットに納まったのは毎度おなじみ朝イチのあいつ、ニジマスでした。見ての通り20cmちょっとでしたが
 ●<対象魚> 狙いはヤマメでしたが、釣果はニジマス = -20点
 ●<アタリ> しっかりとアタリを認識できた = +20点
 ●<アワセ> 会心のアワセをくれることができた = +20点
 ●<ランディング> キレイにランディングできた = +20点
 ●<フッキング> 上顎にフッキングできた = +20点
ということで昨年同様8060点、中吉小吉です。が、気分としては昨年と違って10投以内・クラシックⅠで決着がついたので気分は大吉です。今年はもう少しいい釣りができそうだと喜びながら記念写真に収めてそっとリリース。で、11:15今年の初釣りは終了・納竿です。
(お断り:計算方法に手違いがあり、2006年釣行分を含め算出を間違えておりました。)

アウトドア&フィッシング ナチュラム

●昼前に初釣り終了~帰宅
帰りに覗いてみた道志川ハイブリッド…ウソだろう?な死んだ川になっていました
悪い川の例…
根こそぎやられて魚影の消えた道志川
 で、受付に顔を出して11:30家路に付く。
 それでも帰るにはチト早い。そこで今年の釣行予定に入れていた道志川ハイブリッドを覗いてみる事に…以前C&Rがあった頃の真冬にコイの群れのように沸いていた流れ込みを覗くと、ゴミが沈んでいる以外何もねえ!なんじゃこりゃ?これは確実にウェンペどもに殺された川としか言いようがない。私は盲目的にキャッチ&リリースをゴリ押しするわけではありませんが、最安値の釣堀と勘違いして川を殺す事は到底容認できない。新年早々不愉快な話ですが、死んだ川に用はない…本来の川の姿だったら次回の釣行でウェットを試そうと画策していたのですが、川が生き返るまで金輪際道志川釣行は封印します。苦労して釣り場に行って悲しい思いはしたくありませんから。
 ということで〝新年といっても諸手をあげてめでたいとは言い切れない〟2007年を暗示するかのような初釣りを終えて〝道志川なんて、今やただのうわべだけの行楽地さ、ケッ!〟と見切りをつけ道志・みちの駅でクレソンと酒饅頭を買って帰宅する…ひとりでも多くの人がこの状況が本当はとても危険で異常な状況である事に気づいてもらいたいと願う今日この頃。後味が悪い結末になりましたが、川が泣いている姿を見ると書かずにいられなかったもので…ご理解頂けると幸いです。

 人間らしい人間であれ…

⇒全ての釣果は省略です
 
Tackle

 2006年に大活躍した#5のパラボリック・アクションです。ウェット~悪天候の河川まで実に使い勝手の良い1本です。

FLY TACKLE

ORVIS SUPERFINE 8'06"#5
               〝HENRY'S FOLK〟
 + PHLUGER MADALLIST

line: SA/3M ULTRA3 DT#5
leader: AKLON 2X
tipet: FUJINO 3X
 このところ休みなく働いている〝孝行者〟です。旧モデルなのでブランクの雰囲気が渋いです。


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SHIMANO Limestone LS-8032 icon
 フリーストーンFSはカタログ落ちしてしまいましたが後継機種は今主流の3ピースです。FSで注目されSHIMANOが熟成させたアクティブ・フェルールは淀みもなく素直なしなりを実現しています。さらにSHIMANOお家芸のX-Biasブランクスはパワフルでどんなにしなってもロッドが折れる気がしない、尺以上のトラウトが掛かっても余裕で対応できるメインロッドです。
お求めは公認釣具店もしくはお近くの釣具店、なかったらナチュラムで。

 フライはブラック・エンジェルを使用しました。(準備中)

 
釣行後記
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 さて2006年は色々と準備をしてきたことがありまして、今年2007年に徐々に皆さんにお披露目しようと計画を立てています。
 その第1弾にして最大のお披露目がブログでも紹介した〝オリジナル・ロッド〟でして、メインに6角バンブーを持ってくる予定です。近頃では丸竹バンブーとかナントカ言ってるものがありますが、どう見ても仕上がりがダイソーの100円手竿と変わらない、マジメに作ろうとしたら焼きや竹のセレクトが輪廻地獄のように待ち構えていそう…ということでオーソドックスな6角バンブーをセレクトしました。
 それでも他のビルダーさんと差をつける意味合いも込めてフィニッシュは下地から仕上げまで〝漆〟です。それも巷に転がっているようなカシュー漆や工芸漆のようなニセモノではなく国産の生漆(¥9.450~12.600/100g)を使用した本格仕様です。

 で、人様の漆仕様のロッドを売っているHPなどでは〝摺り漆仕上げ〟とか堂々と書いているところがほとんどですが、厳密に言うと摺り漆とは漆を塗る技術であって仕上げは〝呂色仕上げ〟と〝塗り立て〟という技法で表現されるものです。言ってみれば『このフライはナチュラル・ドリフトです、すごいでしょ?』『このルアーはトゥイッチングです、すごいでしょ?』と言っているようなもので聞いた側としてみれば青木さやか張りに『はあ!?』です。私の仕上げは鏡面仕上げに相当する〝呂色仕上げ〟とマット仕上げに相当する〝塗り立て〟の両方を採用しています。いやー漆技術を習得するのは大変だったぁ…まだまだ修行中ですけどね。深いぞぉ。
 番手は今のところギャリソン・ノードの 6~7.6ft #3/4 と 13ft #7/8 Spey をほぼ確保しました。現在 8.6~9ft #5 を物色中です。何しろ漆塗りを最優先するとブランクスはビルダーさんから購入したほうが効率がいいものでして…
 と2006年は漆技術を習得するのに時間を裂いたということもあったのですが、今年2007年は10.000HIT達成を契機にできるだけ安価でネット上で分売したいと思っています。ご期待ください。以上宣伝でした♪
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image snap  なにせ去年の8月以降釣行にいけずに悶々とした日を送りました。しかしただ黙ってガソリン単価が安くなるのをまっているのももったいない、転んでもただでは起きたくないのがウラ漁師の性格でして。それに今年は去年行けなかった某川や乗り損ねたフローターや腹痛でリタイヤした芦ノ湖や…遣り残した事が結構あります。今年は粛々とやり損ねた事をクリアしていきたいと新年早々燃えています。
 それに去年予定していた東北釣行もそろそろ予定に入れたいところなんですが、竿を作っていたら行けないかなぁ…ああサクラマス釣りてえ。

 さて次回は…本来なら道志川、と決めていたのですが本文でも触れた通り封印したので今のところ未定です。が、富士五湖のニジマスが注目度が高いので集客効果を望んだイヤラシイセレクトをするかもしれません。ご期待ください。

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