PART.1 自然観察編




・地形が分からなければ釣れるわけがない

「バスはブレイクにつく」「ウィードにつく」「ゴロタにつく」「岩壁につく」等など…

 そんなことは皆さんご存知ですね。岩壁は見れば誰にでも分かりますね。ではブレイク・ウィード・ゴロタなどはどうやって見つけますか?ボートなら魚群探知機があれば何とかなりそうですね。しかし実際には底質によっては2次反射・3次反射の影響で複数の地形が現れたり船の航行速度が均一でないと正確な地形の読み取りができないなどのデメリットがあり、魚探は意外と判断が難しい場合が多い。
 ましてやオカッパリとなると魚探を使うわけにはいかない。地図を買い込んだところで常に水位が増減するのが湖の常で、地図に載っている地形とは違ってしまいほとんど役に立たないということは良くある事です。

 一番確実な方法は、自分の目で確認する事です。もちろん裸眼で確認できればそれで良いですが、最良の手は偏光グラスをかけることです。

 偏光グラスを使えば目の届く範囲であればかなり水中の様子が伺えます。これで底が泥質なのかゴロタなのか、手前にウィードがあるかバスが隠れそうな大きな岩があるかなど確認できます。「そんなこと言われなくてもわかっている」と思われた方はすでに偏光グラスを持っているのですね。
 ただし、ただ持ってただ何も考えず覗いているとしたら持っていないのと同じです。

 これは基本中の基本、水底を知るにはまず岸を見ろ≠ナす。左の図のように緩やかな傾斜の岸があれば間違いなく水の中でも緩やかな傾斜が続いています。

 同様に、岸が岩壁だったら間違いなく水の中でも垂直な壁が続いています。理由は簡単、ただ単にそこに水が張ってある、というだけの話で地面はずっと続いているからです。
 まずこの地形の基本的な状況と深さを知るのが自然観察の第一歩です。偏光グラスは水の中を覗く道具なので

 
・まず地形を把握する → ・偏光グラスで底が見える浅さなのか見えない深さなのかを知る → ・せっかく偏光グラスがあるのだからバスが居つきそうなストラクチャーがあるかを探す → ・ついでにバスが捕食しそうな何かがあるかを探る

という手順で調べていけば自ずとルアー選択も絞り込めます。どんなに高い偏光グラスを掛けたところで基本的な地形が把握できていなければお話になりません。何でもかんでもノーシンカーを投げ込んでいるのでは釣りづらいだけのところもあるのですから。

 最後のバスが捕食しそうな何か≠ヘこの後でお話します。

 この手順にバスが好きな水温≠加えればその日のバスフィッシングのアウトラインが出来上がるはずです。ではバスの好きな温度は何度なのか、という話を次の項目でお話しましょう。

 次の水温の項に行く前に問題です。左の写真は私が64cmのバスを釣り上げた仙台市内の某野池のイメージがですが、ここの地形はどのようになっているでしょうか。残念ながらこの野池は水質がマッディでどんな偏光グラスでも覗き見ることはできません。
 ひとつだけヒントを出します基本的には岩壁です。ただし満水状態では水面が左図のように一杯いっぱいまで上がりますが、元々が農業用水用のため池であるため苗代の時期のなると崖全体が露出するほど水が引きます。野池全体は水通しが良く、オーバーハングした木がキャストを遮りますがテクニカルなキャストを習得するには充分でやる気にさせてくれます。

 いかがですか?想像してみてください。想像できたら次の項に進んで地形を確認してください。

 

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