PART.1 自然観察編




・勝手な推測はしない、知ったかぶりをしない
 これまで紹介した自然観察の手順をまとめると、
  釣行前に釣行日前1週間の天候・気温(分かるなら水温も)調べておく
 → 現場に着いたら地形を把握する
 → フィールド全体を眺めて波≠見る(ここまでで大体の地形を把握する)
 → ポイントに降りて岸の状況から再度地形を把握する
 → 水温計や手を突っ込んで水温を確認する
 → 偏光グラスで底が見える浅さなのか見えない深さなのかを知る
 → せっかく偏光グラスがあるのだからバスが居つきそうなストラクチャーがあるかを探す
 → 水面を確認し、ハッチやボイルを確認する
 → ライズを確認する
 → とりあえず浮くルアーをセレクトし流れ≠把握する
となります。見てお分かりの方もいると思いますが最初はフィールド全体すなわち大きな面≠捉え、ポイントを絞り込んで小さな面≠ノ、さらにそこからバスのいそうなポイント点≠ニルアーを通す線≠ノ絞り込んでいくのがゲームフィッシングにおける自然観察の基本です。
 バスの場合ガサツなサカナ≠ネので基本的な自然観察だけをしておけばゲームを組み立てることができます。それは言い換えればバスで基本的な自然観察を身につけてしまえば他の釣りをする際非常に楽になるということです。

 一番大切なことは、自然界は一期一会≠ニいうことです。仮に止水の管理釣り場で2日連続で釣りをするとなっても初日と2日目では状況はまるで違うものになり、攻め方もまるで違うものになることも珍しくありません。また同じフィールドでも場所も時間も変われば状況は変わってしまいます。
 そこで一番やってはいけない事が勝手な推測をする≠アとです。またろくに知りもしないくせに知ったかぶり≠するのも最悪ですね。それで周囲にハッタリは効くかもしれませんが、相手は周りの人間ではなく水の中のバスなのです。釣果に現れなければそれは単なる勘違い≠ナす。

 1日でコロコロと状況が変わる自然を相手にするには、常に最初に行った自然観察を行うしかありません。それこそ釣果が落ちたり、ポイントを移動したり、天候が変わったり、時間が経過したりと事あるごとにこまめにチェックすることが安定した釣果につながります。

 これは特に都市生活者(都会人ではない、念のため)に多く見受けられる勝手な推測∞知ったかぶり′セい換えれば勘違い≠ネのですが、「3月だからサスペンドミノーだ」とか「もう7月だからトップでしょ」と思い込んでしまいそれしか使わないという人たちが驚くほど多い。ベテランのバサーやいわゆる(都市に対する反意語として)田舎に住んでいる人なら良くお分かりだと思いますが、それこそ大きな勘違いと言うものです。なぜなら自然は人間のカレンダー通りに動いてくれない≠烽フですから。
 特に都市生活者(くどいようですが、それを都会人と呼ぶのではない)はコンクリートとアスファルトに囲まれて暑い∞寒い≠オか感じなくなり季節の移ろいから完全に切り離されています。自覚がないうえに雑誌の見出しに春はサスペンドミノー≠ニか夏はトップ≠ニか書いてあることに踊らされ結局ろくな釣果も得られないまま終わってしまうのです。
 いわゆる田舎に住んでいる人からすれば信じられない話ですね。なぜなら田舎といわれるところに住んでいる人たちは暑い夏もあれば寒い夏もある≠ニいうことを頭ではなく肌で知っているからです。どちらが幸せなのかはともかく、都市生活者(ダメ押しします、決して都会人ではない)が季節を感じるようになるには常に意識して≠「なければなりません。実は常に季節を意識する℃魔ゥら釣りは始まっているのです。

 

 自然観察で大体のポイント絞りができるようになりました。ではその絞り込んだポイントにどんなルアーを投げ込んだらいいでしょうか。次の項からはPART.2 ルアーセレクト編≠ニなります。

 

PART2.ルアーセレクト編 根拠のない固執はするな へ