PART. 実釣編
 ・ルアーローテーションは面≠ゥら点≠ヨ

 ルアーフィッシングの実釣で最も悩むのがローテーションです。ただ漫然とルアーを変えていったところで根拠がないだけに釣れない・効率が悪い・たとえ釣れても事故にあったようなもの≠ナコンスタンスに釣れるものではありません。特に最近はどうせ釣れないのだから無駄なローテーションはせずひとつのルアー・ひとつのリグで押し通す≠ニいうネガティブな釣りをする人が多くなったような気がします。
 ほんの2・3時間裏の野池にバスを釣りに行くというならさほど必要ありませんが、丸1日バスを釣るというのならローテーションはとても重要になります。人間もバスも1日のうちに活性はコロコロ変わるものです。さらに季節や天候・温度などに影響されるので、当然反応するバイブレーションの強さも変わってきます。ローテーションの大きな目的はどのルアーに喰ってくるかではなくどのバイブレーションに強く反応するか≠積極的に探る事なのです。

こんなポイントでバスを探るとしたらかなりのキャスト数になりますね

 初めてのフィールドでまず最初に何を投げるか…特に慣れていない人は何をどうしたらいいか分からないものですが、数多く釣るコツは最初から釣ろうと思わないことです。まずは自然観察同様広く探る℃魔ェ肝心です。
 左写真のように特に目につくストラクチャーもないようなやたら広いポイントでは探っていく事ができなければここで一発で釣るにはバスのライズやボイルを待つかパスするしかありません。ここで探るとなるとかなりのキャスト数が必要になりますね。もちろんキャストは多いほうがバスを釣る可能性は高いのですがより遠くまでバイブレーション・フラッシングが届いたほうが効率的です。
 しかしその日のコンディションによってバスが反応するバイブレーション・フラッシングは違ってきます。さらに何本か釣るとそこにいるバスは一時的に警戒してしまいます。そこで徐々にバイブレーション・フラッシングを変えてバスが飽きない≠謔、にします。これがローテーションの基本的な考え方です。

 バスは体の側面にある側線で音を聞き波動を感じる(音声・ノイズも波動の一部です)といわれ、特にマッディウォーターではバスの視界が効かないため側線に頼っているといわれています。逆にクリアウォーターでは透明度が高いため視力に頼るというのが定説です。この説に従えばマッディはバイブレーションを、クリアはフラッシングを意識したローテーションが効果的になります。個人的な感想をいえばバスやシーバスはトラウトほど視力に頼っていないように感じられるのでマッディもクリアもさほど差をつけたローテーションは行っていません。
 ローテーションの基本は前述の通りバスが飽きない≠謔、にバイブレーションやフラッシングを変えていくことです。最も初歩的なローテーションは手持ちのルアーの中で最もバイブレーション・フラッシング共に強烈なものを投げ、徐々に刺激に少ないルアーに変えてその日の活性を探っていきます。もちろん基本となるこの手段はどんなポイントでも有効なのですが、効率を良くしようとするとこの基本に手を加える事も必要です。

側線はココ 実物を見ると良く分かる
杭あり冠水植物あり…打ち込むところは無限大

 例えば真夏の日中から釣りを始めた場合、明らかにバスはへばってやる気が失せていたりします。そんな時基本通りに刺激の強いルアーを投げるとバスが驚いてスプークする(ビビッて動かなくなる)恐れがあります。ここでは思い切って基本の真逆のローテーションを行い、バスがスプークしない刺激の限界点≠探るようにするといい結果が得られたりします。
 また乱立する杭のように明らかにバスがどれかに付いていることが予測できるところでは100本あれば100本の杭を、1000本あれば1000本の杭を叩いていく事になります。この釣り方では当然バスの目の前に落とし込んでいくのでさほど大げさな刺激は必要ありません。もちろん周りのバスにやる気を起こさせる意味合いで刺激の強いルアーを使えば周辺のバスは興味を示すでしょう。しかし狙っているのは落とし込んだその場所にいるバスで、そのバスに過剰な刺激となってしまってはスプークさせてしまって効果はありません。こんなところでは1本1本最も刺激の弱いルアーで探りを入れ、打ち込む直前と引き上げる直前に一通り最も刺激の強いルアーを通すのが有効です。

 ある程度ローテーションに慣れ、実績ルアーが増えて使用するルアーが絞られてきたら、こんな応用もあります。

 ミノーが大好きな私が最も良く使うローテーションを紹介します。まずは最もニュートラルなアクション(強くもなく弱くもないほど良い刺激…ウォブリング5:ローリング5が理想的)のルアーを最初に投げてタナ(レンジ)を変える事に専念します。バスがフッキングしたらそのタナとフッキングしたフックポジションを確認します。腹側の(フロント)フックに掛かっていたらバスの活性は高くやる気のある¥態なので刺激の強いルアーを優先して、尾側の(リア)フックに掛かっていたらバスの活性は低いので刺激の弱いルアーに変えていきます。また全く反応がなかったらルアーそのものをより刺激の弱いものに変えるかポイントを移動します。

 以上の応用編はPART.2で説明したとおり手持ちのルアーの特性を熟知した上でできることで、PART.1で説明した自然観察で得たデータという根拠があるからこそ手順を簡略化したり順序を逆にしたりとできるのです。

やる気のあるバスはこの通り、ルアーの腹目掛けて喰ってきます
 

 ローテーションはその日の釣りの開始時刻やフィールドの状況・全く初めてのフィールドか通いなれたフィールドか・季節や天候で投げるものは大きく変わりますが、基本は全く変わりません。次の項では参考までに面と点を探るのにそれぞれ適したルアー・リグを分けてみましょう。

 

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