PART. 実釣編
 ・獲れるショートバイトと獲れないショートバイト

船の上でバタバタ音を立てると、そのノイズは全てバスにダイレクトに伝わります  アタリが来てアワセたのに乗らない…釣りをしていてこれほどシャクに障ることはありません。こんな時はなにが何でも根性と気合で粘って釣れるまでキャストする。しかしそれもだるいのであっさりと諦めてしまえば一番精神衛生上よろしい…と言ったら看板に偽りあり、ただのウソツキですね。いわゆるショートバイトです。実はこのショートバイトには取れる≠烽フと取れない≠烽フがあるのをご存知でしたか。獲れる≠ゥ獲れないか≠ェ判断できればこれほど効率のいい話はありません。

 結論から言ってしまえばフックに達するまでのショートバイトは次がない≠ェフックに達しなければショートバイトは獲れる≠フです。フックに引っ掛けられるとバスはそのルアーに危険を感じてちょっかいを出さなくなる、ということです。
フックがかすったショートバイトかちょっかいを出しただけのショートバイトかを判断するにはそれなりに感度の良いロッドが必要です

 他のサカナ同様フックが軽く引っかかっただけでもバスは確実に警戒します。それだけに引っかかったかどうかを把握できるかどうかがとても重要になります。フロロや低伸度ナイロンといったラインを使用すればある程度感度は確保できますが、やはりある程度感度が確保できるタックルを使用すると最も違いを感じ分けることができるので重要になってきます。
 実は国産のバスロッドの大半はダイコー製のブランクス(一部Gルーミスなどの米国製ブランクス)+富士工業製のグリップでできたもので、バランスや重量・ガイドなどの細かい部品の違いなど微々たる違いはありますが、同価格帯で考えるとデザインから性能までそう大差はありません。もちろん各社がリクエストしているブランクデザインによってアクション(調子)等に多少の違いはありますが、自社で一貫して作っているシマノやダイワのロッドほど劇的には違ってきません。タックルに関しては PART 4 にて詳細を話しています。
と、これだけで獲れるショートバイト≠ニ獲れないショートバイト≠ニを区別することができるようになるのですが、では獲れると分かったときにどう対処すれば良いのでしょうか。

 獲れるショートバイトと分かったときにただ闇雲に同じリグ・同じルアーを投げ続けても効率が悪いのでここでひと工夫します。

 まずルアーを小さくする・フックを小さくすると考えるのが一般的ですが、私の場合いきなりサイズを変えてフッキングしたは良いがフックが小さいがためにバラシてせっかく獲れる≠烽フを獲れない≠謔、にするのは不本意ですので、まずは細軸のフックに変えます。細軸のフックは耐久性は劣るものの、太軸より抵抗が少ないのですんなり刺さっていきます。
 従ってソフトルアーの場合フックは太軸のものと細軸のものをあらかじめ用意しておきます。太軸で弾かれるようなアタリだったとしても、バスが喰ってきた事実からルアーセレクトは間違っていないということですから、迷わず同サイズの細軸フックに変えて様子を見ます。それでも弾かれるようならフックサイズをひとつ落とします。

ボートを出した、それでも釣れない…ポイントに近づきすぎている場合が多い
フローターはボートというよりウェーディングの要素のほうが強い  ハードルアーの場合少し仕込み≠ェ必要になります。

 スミスのパニッシュ55Fを例にお話しましょう。
 このルアーは元々#10指定のフックが付いて売られていますが、私の場合カルティバのST−1.5#10に交換します。しかしフックが細くなるとその分軽くなりミノーの泳ぎが変わってくるのでサイズをひとつ上げST−11#8フックかスプリットリングを元々付いている#1から#2に上げてST−11#10を装着します(いずれの場合もバーブレスに加工する)。
 このようにフックかスプリットリングのサイズをひとつ上げるひと手間を加えないと泳ぎが変わる=全く別のルアーになってしまい、サカナが反応してくれなくなる場合があるのです。少し厄介な作業ですが、雑な釣りをする人は釣果もそれほどでしかない≠ニいうことです。
 

 ショートバイトが獲れるようになると釣果は段違いに良くなりますので面倒臭がらずにひと手間≠ゥける努力をすることを惜しんではいけません。さて次はいよいよフッキングしてサカナとやり取りをする段階で起こる問題についてお話します。

 

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