PART. 実釣編
 ・キャスティングができなければ話にならない

 初心者に最初に立ちはだかる問題は何といってもキャスティングでしょう。困ったことに「俺はバスを5年やっている」「10年やっている」という連中でもキャスティングができていない人が多いのが実情です。右へ倣えが大好きな日本人だからと周りができていないから自分もできなくていいや、ではいつまで経ってもバックラッシュに泣かされてスピニングタックルもマトモに扱えないような情けない人で終わってしまいます。こればかりは人よりうまくなっておきたいものです。
 というのもどんなに自然観察ができても、どんなにルアーセレクトが絶妙でも、バスのいるところにルアーを投げ込むことができなければ釣れるわけがありません。仮に投げ込む事ができたとしてもドッポーン≠ニ水柱が立つほど派手にブチ込んだら…当然サカナは驚いて散ってしまいこれまた釣れるわけがありません。雑魚釣り程度のバスフィッシングでも構わないのならそれでも良いでしょうが、グッドサイズを揃えたいという人はまずキャスティングからマスターするべきでしょう。

探れないと高い金を叩いて借金までして 結局セコイ釣りしかできなくなってしまう 大物の期待も極めて低い
釣りをしない人にはそれらしく見えますが、何ともネガティブ≠ネ釣りです

 キャスティングでまず大事な事はグリップの握り方にあります。
 スピニングリールの場合右利きの人は左ハンドルの、左利きの人は右ハンドルのリールを使用します。最初は慣れないからと嫌がる人もいますが、スピニング・タックルではライトリグを多用するのでロッドを持ち替えている間にアタリが出ると獲り損ねることになりかねないので持ち替えないのが大原則です。
 持ち方は利き手の中指と薬指の間にリールフットを挟む、または薬指と小指の間にリールフットを挟み、軽く握ります。この時力一杯握るとリトリーブの際ラインから伝わってくる振動が手に伝わりにくくなり、ルアーの動きや底質の感覚(底を取る・底取り)やバスのアタリすら取れなくなってしまいます。
 特に初心者に多いのがリールシート後ろのグリップをしっかり握ってしまういわゆる芸能人持ち≠ナ、これでは底取りも当たりもヘッタクレもなくなってしまいます。1尾でもサカナを釣りたければ基本中の基本の持ち方くらい習慣にしておくべきでしょう。

 ベイトリールの場合右利きの人は右ハンドルで、左利きの人は左ハンドルで揃えるのが大原則で基本です。右利きの左ハンドル使用については後で触れるとしてまずは利き手側のハンドルについてお話しましょう。
 ルアーの抵抗が大きかったり重さのあるルアーを使用するためにパワーのあるリールを使いたい、従ってよりパワーのあるリールであるベイトキャスティング・リールの出番となるわけです。巻き取る時にしっかりタックルをホールドするためにパーミング≠ェ必要不可欠になります。
 パーミングは薬指と小指の間にトリガーを挟み、リール全体を包み込むように軽く握ります。力一杯握るのは良くないことはスピニングの説明の時に解説したのでここでは割愛します。パーミングすることでタックル全体が安定し正確なリトリーブができる、というわけ。
 パーミングをする際ロッドを持ち替えるわけですが、これが左ハンドルだと慣れないうちはパーミングに移る際ぎこちなくなってせっかく来たアタリに対応できずにバラしてしまう…なんてことも良くある話です。

河口湖名物雑巾バス=@サイトフィッシングしかしない人はこんなサカナを目の当たりにしても何も感じないのでしょうか

 ベイトタックルでのキャスティングの際人差し指をトリガーに引っ掛けて握り、親指はスプールの縁に乗せてラインを押さえます。個人的には信じられない話ですが、このままリールを上にしてキャストするとても器用な人(もちろん皮肉で言っています)がいますが、手首を自由に動かすにはリールを横にすることを忘れてはなりません。さもないと手首が自由に動かず腕だけで投げると言うぎこちないキャストになってしまいます。

 ここで気づいてほしいのが、ベイトリールを横にした手の型をスピニングの握りのときのそれと同じ型になっている、という点です。
 ベイトでキャストするのは苦手だがスピニングではキャストできると言う人の全てが構え方を間違えていてリールを上向きにしているのです。リールを寝かせてしまえばスピニングと手の型が一緒なのですから投げられないわけがありませんよね。

 第2次バスブーム以降メジャーな考え方になっている右利きの左ハンドル使用ではまずトリガーの短いグリップを装着したロッド選ぶことが絶対条件になります。というのもキャストからパーミングする際最もすばやく移行するには手をリールから離さず指だけを素早く移動させる動作が不可欠だからです。
 しかしパーミングなんて必要ないでしょ≠ニ持ち直さず限りなく芸能人持ちな握り方をしてリトリーブする人が後を絶ちません。釣れるサカナが20cmに満たないチビバスだけを釣って満足しているような雑魚釣りを楽しんでいる程度ならそれでも良いでしょうが、それなりのグッドサイズを選んで釣るようになるとパーミングをしなければ確実に手首を傷めます。腱鞘炎になって釣りはおろか日常生活で支障をきたしたくなければパーミングは絶対に習慣付けておくべきです。
 

 キャスティングは説明するのが難しくそれだけでかなりのページを割かないと説明できません。そこでにこのサイト内で独自のページを作成して原理から解説しています。詳細はCasting School≠ご覧ください。次はバスの居場所を探る事がいかに大切か、というお話をしましょう。

 

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