宮城県

 私にとって東北地方は聖地≠ナす。全国に「東北はトラウトの宝庫」と知られているほどイワナ・ヤマメ・サクラマスなどのトラウトの魚影が濃くフライ・フィッシャーにとって憧れの土地です。そればかりでなくアユやへらぶなが積極的に放流されている影響でバスのフィールドも多く、南関東では絶滅の危機にあるライギョも数多く生息しています。
 また世界3大漁場のひとつ・三陸沖をはじめ絶好の漁場を抱えている東北沿岸はメソッドを問わず多くの釣り師を魅了してやみません。近年では根魚のルアー・フィッシングが流行っていますが、秋に遡上するサケや青森県・大間のクロマグロなど全国的に有名な東北らしい£゙りモノも魅力です。
「良い水が良い海を作る」とは海に注ぐ川の水がキレイであれば海の環境も良くなるということですが、まさに東北はそのような環境が残っている聖地≠ネのです。

 
 
※東北のバスフィッシング事情について

東北6県でも県によってバスに対する対応は若干違うようです。

・福島県… 移植は禁止するが再放流(リリース)は禁止していない
福島県HP・県民提案〜農林水産に関することより)
・宮城県… 移植も再放流(リリース)も禁止している
仙台市HP・経済局農政企画課より)
・山形県… 移植は禁止するが再放流(リリース)は特に行政規定がない
岩手県… 移植も再放流も禁止している
岩手県水産振興課HPより)
・秋田県… 移植も再放流(リリース)も禁止している
秋田県HP・農林水産部水産漁港課より)
・青森県… 移植は禁止するが再放流(リリース)は禁止していない
青森市HP・水産業情報希少淡水魚「シナイモツゴ」を守ろう&カ中より)

ただし再放流(リリース)を禁止していない県でも再放流は推奨しておらず、漁協規定などで
個別に禁止している場合がほとんどで、条例としての法整備が整っていないだけというのが実情です。
従って再放流を県が禁止していないからと言っても再放流禁止に協力を要請される場合もあります。


 基本的には東北ではバスフィッシングは歓迎されていません。しかし地元のバスフィッシング・ファンは、数こそは減ったものの、根強く釣りを続けているようです。

 その背景には東北の豊富な水産資源であるトラウトや大きな収入源となるアユの保護を目的とした各地漁協の活動が大きく反映されており、東北6県ではそれぞれの漁協が必死になって「バス駆除」に躍起になっています。東北ではイワナ・ヤマメ(トラウト類)とアユを狙う釣り客からの収入が他地方では比較にならないほど比率が高いものになっているからです。もちろん全ての漁協が盲目的に「バスはそこにいるサカナを根絶やしにするまで食い尽くす」と信じているわけではありませんが、最も大きな収入源が食われてしまう可能性を考えると何か対策を取らなければならないのが管理する漁協の現状のようです。
 とはいえ実際に「バス駆除」を実践してみると各種問題(フナやコイなどの在来種と呼ばれる種に対するバス駆除の際のプレッシャー、バス駆除の際発生するフィールドへのダメージ等)と直面し、解決策を模索しながらの実施というのが現状です。また八郎潟などの一部湖沼ではバスフィッシング客で潤された観光収入が激減してしまったために「バス駆除」そのものに見直しを余儀なくされている地域もあります。法整備が整ってから噴出した各問題は今後の「バス駆除」に少なからず影響を与えそうです。
 近年特に雑魚釣り♂サしているバスフィッシングですが、「バス駆除」を叫んでいるほとんどの地域で食性≠盾にしているのは飽くまで建前で実は「バスを釣る奴らのマナーがなっていない」「バスを釣る連中にしょっちゅうこっちの釣りを邪魔される」という感情論から発生している場合がほとんどです。いわば全ての根源は「釣り人公害」となるわけですが、バスフィッシング・ファンが「他の釣りを知る」ことで解決策が開けてくるような気がしてなりません。同様に他の釣りをしている人たちもバスフィッシングについて理解ができるような環境を整える必要もあるでしょう。

 よく釣り関係者は「バス駆除に関してはしばらく静観しています」ともっともらしくのたまいますが、静観している時間があるのなら他の釣りを知り共存していく道を模索してみてはいかがでしょうか。実は雑魚釣り≠竍トーナメント・スタイルのバスフィッシング≠ナは常識な行為も他の釣りではやってはいけないことだったりするのですから。
 

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